連休最終日

2006/05/07

村上龍の短編集「ニューヨーク・シティ・マラソン」を読みました。

それぞれの作品には売春婦、F1レーサー、ピアニスト、実業家、足の不自由な婦人、詐欺師などが登場し、皆、どこか満たされない思いを抱いています。

標題作の「ニューヨーク・シティ・マラソン」は、売春婦ナンシーが賭け金2千ドルを求めて、マラソンに挑む話。
無謀な賭けですが、ロスでの新しい生活を夢見てトレーニングを重ねます。
そして、ナンシーは魅力的に生まれ変わりはじめます。

現状から抜け出せず、絶望感ばかりが募っていく日々。
でも、今までとはちょっと違ったわずかな希望を見い出せた時、その瞬間の感動や輝きをしっかり掴んだ時、きっと新たなステージに進めるのでしょう・・・
って、いつも在り来たりなことばっか書いてますよね。

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