驚異の小宇宙


2006/04/30

ゴールデンウィークは暖かくなりそうですね。
今年も始まりました、秋までの昆虫採集シーズン。
黄蝶や蜂が飛び出すとかなり嬉しくなってきます。
「暖かくなるのは嬉しいけど、虫はちょっと苦手」と、いう人、多いでしょう。
そんな人はまず最寄の昆虫館に出掛けてみましょう。
そして標本の虫にゆっくりと顔を近づけてみます。
すると気づく筈です。
虫の、体、顔、手足が何とも端整なつくりをしていることに。
そして、甲虫類の体の質感、蝶たちの色彩の見事さに。
何やら訳が分からなかったから、かってな先入観で決め付けていたけれど、気持ち悪さの根拠は何処にも見当たりません。
それどころか、何でこんなにかっこいいいの?なんでこんなに鮮やかなの?あまりの見事さに感動し、知れば知るほどその神秘に引き込まれて行きます。
そして、そんな素敵な世界がすぐ、誰の手にも届くところに広がっています。

私は子供の頃、昆虫採集の経験など皆無で、興味を持ち出したのは、息子の夏休みの宿題、昆虫標本作りを手伝ったことがきっかけです。
ですから、まだ、まだ知らない昆虫ばかり。
奈良公園に足を運び、落ち葉の下のやや湿った土を掘り返してみると、緑色に光輝くオオセンチコガネを見つけることができます。
ある専門家に、このコガネムシは国内で採集できるところが限られている、と聞かされ驚きました。

さあ、大人たちよ!網とスコップを握り締め、野や山へ繰り出そう!

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